セスジスズメ 幼虫

セスジスズメの幼虫です。幼虫を作る時は、たいてい終齢を作るのだけど黒地に複雑な線が入っていて大変そうなので、その手前(4齢)です。ま、特徴的なので、お好きな方にはわかるでしょうから…

しかし、型紙は単純だけど7つの目玉模様はカッターでくり抜いて、裏から黃と朱の布を引っ張り出さねばならないので、ちょいと厄介かも?

丸が小さいのでハサミが使えません。オルファのカッターで、綿も布も一緒くたに米印に切り込みました。そしてヘラの代わりに千枚通しで少しずつ黒布を折り返し、ボンドでとめていきます。

黒布の中の丸、七つの処理が終わったら、裏から黄色と朱色の布を当てます。そして丸めた綿で布を押し込み、表にかえして見ると…☟

それらしくなって来たかな!?

中の丸が表から見て、ふっくらと良い感じのところで裏打ちします。そして背中とか脚とか、四方を型紙通りにくるみました。

前脚のワイヤーには朱色の絹糸、胸部の小さな丸(大嫌いな玉結び)や尻尾の付け根は黄色い絹糸を使いました。尻尾にはブローチピンと同じ位の太さの黒いワイヤーを使用。先には胡粉を付け接着剤でコートしました。

セスジスズメの幼虫は前進する時に、この尻尾を前後にぴこぴこ動かして調子をとるのですよね。よくサトイモの葉の上で見つけたものです。

 

ナミゲンゴロウ

ゲンゴロウです。小学生低学年まで(宮城県気仙沼市)は小さな池などでよく見たものです。ミズスマシの方が頻繁だったかな!?いずれにしろ10ミリほどの黒い小さな虫でした。

今回のモデルはナミゲンゴロウ、体長が40ミリもある立派なゲンゴロウ。翅の色は素敵なグリーンですが、光の当たる角度により黒く見えたりもするようです。

ここまでは一般甲虫と同じ作りです。普通に六本脚付けちゃったらコガネムシですね。そう、後ろ脚にヒレをつけてやらないとね。

使ったのは茶色い革と#30のワイヤーと絹糸。

絹糸を半分だけ巻いたワイヤーで革を挟み込んでみました。

ひっくり返すとこんな感じ。ゲンゴロウの後脚っぽくなったでしょ!?

40ミリくらいの大型ゲンゴロウを自然で見たのはその頃、仙台の八木山の遊園地へ行く途中の池でした。いつも見るゲンゴロウよりずっと大きいものが泳ぐのを見て嬉しかったっけなぁ〜。

ドミノローチ

いつか作るかも?…と思っていたドミノローチを作ってしまいました。何故か見ただけて虫唾が走るGグループの虫で、クェスチョンマークを背中に付けたタイプの方です。

ハサミで切れないので、オルファのカッターで❓マークなどを切り抜きます。

翅には綿は入れず、表に黒い絹を貼り付けてから、ハサミで切り込み裏でコテ留めです。

その上に白絹をのせ、凹み部はコテで押してから(右)、綿をのせ(左)↓

上から裏打ちの和紙で蓋をしてやり(左)、表に返すとクェスチョンマークがくっきり出て来ました(右)

胸部は普通に綿をのせてチャコールグレーでくるみ、翅二枚は突き合わせにしますが、水平ではなく(実物を写真で見ると)屋根型に中央が高くなっているようなので、そのように貼り付けます(真ん中で割れないように片側の直線は貼らずに残しておく)

小盾板はやや薄いグレーを使いました。

触角は左のワイヤー、脚には右のワイヤーを使いました。本当は脛毛がわさわさ生えてますけど、リアルにすると不気味なので無視。

虫を作る際、必ずチャームポイントとして大きめの目を付けますが、Gグループは目が頭の先より下の方に隠れるように付いているので省略しました。

Gではありますが、ちょっと可愛い!?

 

この先、閲覧注意です。先日、じゃがいも掘りの最中にモリチャゴキと出くわしました。蟻地獄に落ちる蟻のように、慌てふためくモリチャを見ていたら「君もキタアカリが好きなのね!?」と友達になれそうな気がしたけれど、酷暑のなかアタマがおかしくなってたのかしら?

アオバセセリ幼虫-2

アオバセセリの幼虫が減ってしまったので、ほんの少しリニューアルして作りました。

まあほぼ一緒だけれど、頭をちょっと左に向け顔がよく見えるようにしたのです。「何だ!それっぽっちか…」と言われそうですが、オンコの実(イチイとも言う。ちょうどこんな赤の小さな実)ほどのパーツに苦手のチェーンナッツステッチを今までの倍の4つ❣…も刺したのですよ。一応、表情も考えながらね。 でも、仮付したら物足りなさを感じて右下にだけ単眼の玉結びも付けてしまった。結局、胴体の青い玉8つと計13個も針を使い肩凝りました〜

これ、春だから出来たのですな。乾燥している冬は指のしわに糸が食い込んで辛く、仕事にならんのです。平成最後の虫はコレで決まりかな!?

アカボシゴマダラ 幼虫

新芽の動き出す頃、花衣をまとったようなオシャレなアカボシゴマダラの幼虫が見られます。今年も出たかな?と、T氏宅を訪ねた際にエノキを探してみると…居ない。

…と言うか、数年前、自宅エノキでの繁殖を確認した頃(↑写真は2016.4)は夢中で観察してらしたのに、生態系被害防止外来種なんて有り難くないリストに載せられ、頻繁に見かけるようになり、すっかり熱も冷めたご様子。それでも「あそこなら必ず居る」と言う他人の畑にずんずん踏み入り、貧弱なエノキの枝を探すと、さすが師匠❢ 3秒で見つけました。

これは枝に登って一度脱皮した姿だそうで、まだ枝そっくりのグレーの幼虫も3〜4頭いました。

そう…元々、居ないはずの蝶々が増え、(左の)オオムラサキと植草エノキがかぶっているのは、由々しき事態です…が、幼虫好きの私としては、だけどアカボシさんに罪はあるの?…と思ってしまいます。

新芽の時期以外は、そっくりな幼虫の見分け方は、背中の突起の大きさです。オオムラサキ(左)が4対計8本同じサイズなのに対して、アカボシゴマダラは上から3番目の2本が外の6本より大きくなります。そして顔も違いますね。緑と白の位置が反対になっています。これからアカボシの運命はどうなるのでしょう?増え過ぎないことを願います。