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ヤマトタマムシ

もう何度も作っているヤマトタマムシですが、今回は綿を使わずに作ることにしました。

主な材料です。左から時計回りに、脚にするグリーンのワイヤー、触角用の黒くて細いワイヤー、絹の緑主体のぼかし縮緬、目玉用チェコビーズ、タマムシの胸と上翅の赤ライン用の刺繍糸。

厚紙を切って作る型紙はたったのこれだけ。そしていつもはこれの上に綿を乗せるのですが、今回は左のとっくりのような型(土台になります)にのみ綿を乗せます(しかもてんこ盛りに)

乗せなかった型紙にはスティックタイプののりを塗り、縮緬を密着させてからコテで貼り付けます。一番上の緑色は顔に使う布(縮緬を三つ折り)です。

上翅は二分割されていたのを貼り合わせ、その溝に沿わせるように刺繍糸を3回貼ります。胸の部分は距離が短いので、そのまま4巻きします。土台に目玉を付け、その上から三つ折りした縮緬を覆うとともに触角も貼り込みます。右は裏に貼る革に脚を貼り付けたところです。

それらを合体すると、こんな風になるのですが同じに作っていても、型紙の切り方や、ちょっとした貼り付け方の加減で色んなタマムシができます。

顔はこんな感じで、みんな可愛い♡です。

 

下が公園に落ちていた亡骸です。ちょっと小さ目かな!?朝の散歩で夫が拾って来てくれました。

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オオミズアオの作り方

神秘的なオオミズアオをお部屋に!…と言うことでカーテン留めにしました。作り方の様子を公開しますので良かったら見てくださいね♡

先ずは型紙から。前翅、後翅ともに3つのパーツに分けました。左右で計12枚は鱗翅目では少ない方ですね。

すべての型紙に薄く綿を敷き、前翅の前縁には赤紫色。それ以外は白緑の正絹を包みます。前翅の小さい穴の周りをコテでとめるのがちょっと難しいです。

白緑の翅に翅脈を描きます。日本画で使う絵の具、胡粉を使いました。

前翅、後翅とも横線で分割していたのをボンドでくっつけます。また前翅の小さな穴(眼状紋)の部分に裏から黄色い布を押し上げるように貼ります。

貼り合わせた横線部に、黄色と緑の糸を一本ずつズレないように付けていきます。この線ははっきりさせたかったので、絵の具ではなく糸にしました。

ここで白緑のパーツに薄い絹のベールをかけます。使用したのは韓国でチマチョゴリやポジャギにする薄い絹です。これを纏うと妖艶な翅になります。

貼れました。左下の白緑が元の布の色です。一段とオオミズアオらしくなって来ました。翅の組み立ても終わりました。

次は頭と体幹部です。触角には黄色い鳥の羽を使用。身体のモコモコは羊毛(ムートン)を切って使いました。

ハチマキみたいな赤いラインは、布を三つ折りにしたものを、ふんわりと留め付けました。

そうそう、顔はこんなふうに作ります。大きめのビーズ二つの間に白い布を挟みました。

裏から貼る革と、洗濯バサミを布で包んだものも用意して、あとは合体するだけ。

完成です♡♡♡

レースのカーテンにとまらせると、ますますオシャレさんになります。

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蛍 の 帯 留 め

葉っぱにとまったゲンジボタルが光っている様子の帯留めを作ってみました。前翅の布は大島紬の絣。胸の赤と、葉っぱの緑も絹の布を使用しました。裏の黄色は革を貼りました。

目はチェコビーズのラウンド3ミリを二つくっつけて並べ、ぱっちりさせていますが葉っぱに顔を埋めるような格好になっています。胸の赤色を縦に二分割している黒線は絹糸を貼りましたが、その中央にぼやっとある紋は今回省略。

お尻の光は、葉っぱの型紙を丸くくり抜き、その穴が開いた部分に裏から金襴をはめ込んでみました。光の当たり具合で反射して、なんとな〜く発光しているみたいに見える時があります。

三分紐がなかったので、革紐を帯留めに通してみました。帯に対してこんな角度になります。これ、浴衣にとっても良く合う気がしませんか!?

浴衣にうちわ!夕涼み、線香花火に流れ星。西瓜にラムネ……美しい夏の尾瀬の思い出。

あ、ランプに飛び込んだ大型蛾もいっぱい見たっけな(≧▽≦)

籠にワンポイントでつけても可愛いですね。

和ものには何でも合いそう。こぎん刺しのカード入れにも良く映えてます。

左の触角以外のワイヤー(右の触角と六本脚)は動かすことができます。ホタルの体長は27ミリほどです。

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クスサンのカーテン留め

二枚のカーテンの間が開くのが、ずっと気になってたのですよ。せっかく遮光カーテンなのに、夜間の駐車場のライトが隙間から入るので毎晩、洗濯バサミで留めていました😅

あるとき洗濯バサミを可愛い猫ちゃんで包んだものを見つけて、蛾でこんなのを作ろう!…と思って出来たのが、こちらのクスサンです。

先ずは我が家のカーテンにいちばん溶け込みそうな色、柄の蛾を探して「日本のヤママユガ」をぺらぺら…。黄褐色〜クリーム系のクスサンを参考にしました。

もちろん布はオール絹。♂のような触角は鳥の羽を利用しました。背中のモコモコは羊毛です。

程良い程度のリアルさなので、上翅の先の蛇のような顔は描かないでおきました。

正面顔はこちら。なかなかチャーミング♡でしょう?

これは前翅の中央帯がピンクっぽい褐色系のクスサンを参考にしたもの。

全員で記念撮影です。

こんな風なシルエットを見ると、一瞬自分でも本物かと思い、ドキッとすることがあります😆

カーテンの隙間が開くのが気になるお宅に、オシャレ❓なクスサンのオススメでした。

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令和3年のいも雛飾り

上段左が、クロアゲハ ♂ とナミアゲハ ♀  右は、ヤママユ ♂ とシンジュサン ♀ 雛で、このふたつが新作です。どちらも収納ケースから人形を出して逆さにすると、それが人形の立つ台になります。

背の高さは変わらないけれど、アゲハの方は二頭身!?…模様を描く都合もあり顔を大きくしました。

背景のアゲハチョウシルエットは、この二種がとても似ているのでピンクの蝶ひとつにしました。

下段の左は以前作った一般的な押し絵(平面)のお雛様。右の桜餅を味見しているのはベニスズメ。🍑桃色がきれいなので登場してもらいました。