新芽の動き出す頃、花衣をまとったようなオシャレなアカボシゴマダラの幼虫が見られます。今年も出たかな?と、T氏宅を訪ねた際にエノキを探してみると…居ない。
…と言うか、数年前、自宅エノキでの繁殖を確認した頃(↑写真は2016.4)は夢中で観察してらしたのに、生態系被害防止外来種なんて有り難くないリストに載せられ、頻繁に見かけるようになり、すっかり熱も冷めたご様子。それでも「あそこなら必ず居る」と言う他人の畑にずんずん踏み入り、貧弱なエノキの枝を探すと、さすが師匠❢ 3秒で見つけました。
これは枝に登って一度脱皮した姿だそうで、まだ枝そっくりのグレーの幼虫も3〜4頭いました。
そう…元々、居ないはずの蝶々が増え、(左の)オオムラサキと植草エノキがかぶっているのは、由々しき事態です…が、幼虫好きの私としては、だけどアカボシさんに罪はあるの?…と思ってしまいます。
新芽の時期以外は、そっくりな幼虫の見分け方は、背中の突起の大きさです。オオムラサキ(左)が4対計8本同じサイズなのに対して、アカボシゴマダラは上から3番目の2本が外の6本より大きくなります。そして顔も違いますね。緑と白の位置が反対になっています。これからアカボシの運命はどうなるのでしょう?増え過ぎないことを願います。