アオスジアゲハ 幼虫

クスノキは私の動線上に数本あるので、ワンダリング中の幼虫を二度、保護したことがあります。いずれも10月初めの越冬隊でした。すぐ羽化する時は、樹の上の葉裏ででも蛹化するのだろうけど、長い蛹生活を送る時はしっかり頑丈な場所を探して地上を歩くのではないかな?10月頃には事故死した亡骸を何匹も見ています。

なので捕まえたのは、いずれも蛹化直前の透明感がありゼリービーンズのような、とっても綺麗な幼虫でした。

その透明感を出すために、綿の代わりに緑と黄の羊毛をたっぷり詰めました。

黄緑の枝豆の真ん中ラインが薄い色に見えますかね?

今まで手を出さなかったのは、胸の目模様が地味で、どうやったらアオスジらしさが出るかわからなかったから。試しに黄色い布を糸に細く巻き、目模様は銀のビーズを付けて見たら、光の反射でそれっぽい(本当は黄色い丸の中に黒い点があるのですが…)感じですよね!?

目玉ひとつの完全な横向きと、目玉ふたつの上目遣いタイプを作りました。

 

ゲンジボタル

ここ数年、元ホタルがいた辺りに自然発生するよう環境を整えるお手伝いをしています。…と言ってもほぼ草刈り、ザリガニ退治…ですがね。

生地を使い切ったと思っていた大島紬の蚊絣が見つかったので、さっそく蛍を作ろうと思ったら型紙が見つからないので慌てて作り直し。

ずいぶん前に作ったのかしら!?ザッと写真に残さないとね。メモは失くしてしまうので。

幾分、型紙を縦長に作り直し。ゲンジボタルなので胸の縦ラインは小楯板より細く墨で入れました。

目はTピンにビーズを挿した方がそれらしくなるみたい。

裏の革は黒と黃のツートンカラーです。

出来ました!ゲンジボタルがまた身近で見られるようになると良いなあ💞

セスジスズメ 幼虫

セスジスズメの幼虫です。幼虫を作る時は、たいてい終齢を作るのだけど黒地に複雑な線が入っていて大変そうなので、その手前(4齢)です。ま、特徴的なので、お好きな方にはわかるでしょうから…

しかし、型紙は単純だけど7つの目玉模様はカッターでくり抜いて、裏から黃と朱の布を引っ張り出さねばならないので、ちょいと厄介かも?

丸が小さいのでハサミが使えません。オルファのカッターで、綿も布も一緒くたに米印に切り込みました。そしてヘラの代わりに千枚通しで少しずつ黒布を折り返し、ボンドでとめていきます。

黒布の中の丸、七つの処理が終わったら、裏から黄色と朱色の布を当てます。そして丸めた綿で布を押し込み、表にかえして見ると…☟

それらしくなって来たかな!?

中の丸が表から見て、ふっくらと良い感じのところで裏打ちします。そして背中とか脚とか、四方を型紙通りにくるみました。

前脚のワイヤーには朱色の絹糸、胸部の小さな丸(大嫌いな玉結び)や尻尾の付け根は黄色い絹糸を使いました。尻尾にはブローチピンと同じ位の太さの黒いワイヤーを使用。先には胡粉を付け接着剤でコートしました。

セスジスズメの幼虫は前進する時に、この尻尾を前後にぴこぴこ動かして調子をとるのですよね。よくサトイモの葉の上で見つけたものです。

 

ナミゲンゴロウ

ゲンゴロウです。小学生低学年まで(宮城県気仙沼市)は小さな池などでよく見たものです。ミズスマシの方が頻繁だったかな!?いずれにしろ10ミリほどの黒い小さな虫でした。

今回のモデルはナミゲンゴロウ、体長が40ミリもある立派なゲンゴロウ。翅の色は素敵なグリーンですが、光の当たる角度により黒く見えたりもするようです。

ここまでは一般甲虫と同じ作りです。普通に六本脚付けちゃったらコガネムシですね。そう、後ろ脚にヒレをつけてやらないとね。

使ったのは茶色い革と#30のワイヤーと絹糸。

絹糸を半分だけ巻いたワイヤーで革を挟み込んでみました。

ひっくり返すとこんな感じ。ゲンゴロウの後脚っぽくなったでしょ!?

40ミリくらいの大型ゲンゴロウを自然で見たのはその頃、仙台の八木山の遊園地へ行く途中の池でした。いつも見るゲンゴロウよりずっと大きいものが泳ぐのを見て嬉しかったっけなぁ〜。

ドミノローチ

いつか作るかも?…と思っていたドミノローチを作ってしまいました。何故か見ただけて虫唾が走るGグループの虫で、クェスチョンマークを背中に付けたタイプの方です。

ハサミで切れないので、オルファのカッターで❓マークなどを切り抜きます。

翅には綿は入れず、表に黒い絹を貼り付けてから、ハサミで切り込み裏でコテ留めです。

その上に白絹をのせ、凹み部はコテで押してから(右)、綿をのせ(左)↓

上から裏打ちの和紙で蓋をしてやり(左)、表に返すとクェスチョンマークがくっきり出て来ました(右)

胸部は普通に綿をのせてチャコールグレーでくるみ、翅二枚は突き合わせにしますが、水平ではなく(実物を写真で見ると)屋根型に中央が高くなっているようなので、そのように貼り付けます(真ん中で割れないように片側の直線は貼らずに残しておく)

小盾板はやや薄いグレーを使いました。

触角は左のワイヤー、脚には右のワイヤーを使いました。本当は脛毛がわさわさ生えてますけど、リアルにすると不気味なので無視。

虫を作る際、必ずチャームポイントとして大きめの目を付けますが、Gグループは目が頭の先より下の方に隠れるように付いているので省略しました。

Gではありますが、ちょっと可愛い!?

 

この先、閲覧注意です。先日、じゃがいも掘りの最中にモリチャゴキと出くわしました。蟻地獄に落ちる蟻のように、慌てふためくモリチャを見ていたら「君もキタアカリが好きなのね!?」と友達になれそうな気がしたけれど、酷暑のなかアタマがおかしくなってたのかしら?