ブータンシボリアゲハです。実物の黄色いラインはもっと控え目で柔らかな感じなのですが、どうしても胡粉や顔彩だけでは物足りない気がして、翅脈ごとに型紙を分割しました。
そして再び組み立てる際に、白い絹の穴糸(太い糸です)を間に埋め込んでいきました。
けっこう面倒な作業です。尾状突起の上の三つの青い◯は型紙を切り抜き、裏から青い布を嵌め込んでいます。
翅四枚をざっと組み立てたところ。ここから絵付けをしていきます。
最後に白糸をクリーム色々に着色しました。そして簡易標本箱におさめて出来上がりです。
2月25日にさいたまインセクトフェスティバルを覗きました。一回りするのに二時間弱かかりました。やはり蝶々…それもアゲハが好きだなあ。でも手元に本物があると圧倒されまくり、作る気がしなくなるので標本はなるべく買わないことにしています。シボリアゲハもたくさん出ていましたね。次は糸を使わず、でもリアルな雰囲気で作りたいと思います。
これは裏側から見たところ。ブローチ仕立てです。そして六本脚と、ゼンマイのような口も付けてあります。