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2018 博物ふぇすてぃばる

今回の博ふぇすから、新しい棚を使いました。高さを出したこと、直に(プラケースに入れず)虫を見られるようになったことで、わかりやすい展示になったと思います。しかし棚作りはなかなか大変でした。何とか全部組み立ててから、濃い茶の塗料に何を使おうかなぁ?と、ホームセンターに行った際、目についたのがVintage Wax❢

エボニーブラックと言うワックスを塗った木片の見本がいい感じで、宣伝文句に簡単…とあったので、よく考えず購入。そして何の疑いもなく白木に仕上げのワックスを黒い色が出るまで重ね塗りという愚行の結果、いくらボロ布で拭いても乾かない。とくに棚の隙間は拭き難いのでワックスが残ってしまうのです。結果、全部バラしてよくよく拭き取り、組み立て直す破目になりました。そう、説明にも書いてありました。組み立て前に塗れって。

そこで次の作戦…100金額にお化粧する際は、事前にネットで調べました。結果、ナチュラルミルクペイントがイメージに合いそうなので購入し、塗ったり、少し剥がしたところに金のアクリル絵の具を入れたりして遊びました。額装した虫を掛けたボードは棚の蓋です。こちらは額が映えるように、オフホワイトのペイントをしました。

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虫の額装

ヨコハマハンドメイドマルシェが間近と言うのに、5月は新作を作る時間もなく、どうしたものかなぁ? せっかく多くの方の目に触れる機会なので、クリアBOXに入れて並べるだけでなく、小さな額装にして飾ってみよう!…という話です。

こちらはキャンドゥの108円の木製額。大量生産だから出来るのでしょうけど、額縁板の内側部分が外側より薄く削ってあり、ただ45度で板を突き合わせたのと違い、高級感がありますね。裏の角もちゃんとL字の金具で固定されています。

まずは裏板と同じサイズに紙を切ります。あまり薄くても頼りないし、ボール紙は色気ないし…水彩画用の紙がいいですね。Archesの水彩紙なんかがぴったり。他に使うのは、ストローと細いワイヤーです。  次に虫が真ん中に来た時、ブローチピンの針が来る位置の上下に千枚通しで穴を開けます。ストローはブローチの針より少し短くカットし、中にワイヤーを通して先ほどの穴に潜らせます。

裏で上下の穴から出た二本のワイヤーを一緒に捩って止めます。そして表のストローにハサミで切れ目を入れ、ここにブローチの針を差し込み固定します。回転ピンの部分をストローの上に持って来ることでずり落ちる心配はありません。

額に入れると虫に高級感が出たように思うのは気のせいでしょうか? 小さな繊細な虫たちは、Tシャツの胸などに付けると人間の動作に伴い知らず知らず、触角や脚が曲がっている事があるのですが(簡単に指で直せますが…)額装して部屋に飾れば安心です。

長方形の額は木粉を成形したようで、ちょっと重いです。まあチリアジャコバエが額装にぴったりくるのは想定通り。

こちらのシンジャサン幼虫だって負けていません。いかがでしょう? イモムシは美しい芸術品だということが伝わると嬉しいのだけれど。

大きな蝶の入る適当な額は見つからなかったので、木製トレーに吊カンを付けて額にしました。これもブローチピンをストローで挟んであるだけなので、ワンタッチで取り外し⇔取り付け可能です。

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オオミズアオの幼虫

オオミズアオの幼虫です。家の近所にも居るはずですが、たぶん樹の高いところに居るんじゃないかな?一度だけ、地面を徘徊中のを見つけました。持ってみたら見た目通り、ずっしり重量を感じました。

では作り方です。

まずは、いつもの通り出来上がり図から型紙を起こしますが、いちばん魅せたい部分は何と言っても、むちむちのシックスパックならぬ腹部体節のエイトパックなので、切込みが全部で14箇所(胸部も入れると計15箇所)になりました。

型紙の数は5つ足らずなのですが、これを貼るのはけっこう厄介です。

切り込んだところを貼り、綿を詰め…を繰り返します。変なしわが出ないように注意して貼らないといけません。

布が貼れたら次は色を実物に近づけるために、日本画の顔彩で全体を薄く染めます。

腹部の真ん中を横切るクリーム色ラインと茶の点線部は、顔彩で描いても良いのですが、縫糸を使いました。描いたよりも、この方がくっきりはっきりします。

さらに黄色い点々も入れました。

あまり目立ちませんがね。片側6つの単眼は黒の絹ミシン糸で玉結びを3つ!です。玉結びは苦手で肩が凝ります。

ところでこれは黄色いスガ糸です。姑の仕事場で見つけました。

黒いのはもちろん人形の髪の毛に使います。赤や白も例えば連獅子や酒呑童子、高砂の翁&嫗で使ったことあるけど、黄は初めて!動物(虎)の毛などに使ったようです。もちろん絹です。

これで今まで悩んでいたオオミズアオの身体に無数に生えている毛の問題が解決です。体毛は先ほど描いた黄色い点々部分から数本ずつ生えています。

裏から毛を貼り付けたところです。絹のスガ糸は精錬してないので、セリシンでバリバリ、ごわごわしています。髪の毛にする際はコテでアイロンがけし、柔らかく艶を出すのですが、その必要はありません。

次に脚を三本作って貼り、裏からブローチピン付きの革を張り付けて出来上がりです。今回は黄緑に染めてある(たぶん)ラム革です。

これらは切込みの入れてある場所が違います。どっちがよりムチムチ感が出るか?スッキリ綺麗に見えるか?…で変えてみました。

 

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オオゴマダラ 幼虫

成虫は昆虫館の目玉商品?

大きな翅をゆったりと羽ばたいて飛ぶ姿は優美ですし、蛹の時の宝石のような輝きも確かに見事ですね…。でも、なぜか私が一番魅力を感じるのは終齢幼虫のこの姿なんです。

しかしせっかく苦労して作るこの赤い丸印…親になる時、どこへ消えてしまうんでしょうかね?

10個ほど赤丸が見えるのもあるようですが、とりあえず9つ丸を切り抜きました。あんまり小さい丸を切ったり貼ったりして、無理に布を引っ張ると、引きつれてしまうのでね。

薄いクリーム色の糸を体節の切れ目毎に巻きつけるので、わざわざ型紙を10枚に分けなくても良さそうですが、綿をたっぷり詰めるには、この手間が必要なのです。

たてがみのような、頭部の触角…!?と、しっぽ…!?は、中にワイヤーが入っているので自由に角度を変えられます。

 

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クロメンガタスズメ 幼虫

クロメンガタスズメの幼虫を作りました。型紙はこんな感じです。

ナンバリングが〜17まであるので、17枚のピースを繋いで出来ています。

裏側はこうなっています。そのままブローチにすると、フニャフニャしそうなのでフラワーアート用のワイヤーを入れて補強しました。

布は正絹のぼかし布を使いました。白い部分に紫色のラインを描きます。

しっぽは正絹の細唐打紐ですが、黄色はともかく、緑は濃すぎる(上から2番目)ので、白を染めて一番下の色にしました。

紐の染め方は自己流です。いつ買ったか?…な粉を使い、アバウトにやってみました。布も顔彩で染めます。↓まだ背中側の緑色が薄い状態です。

幼虫は緑型が多いのでしょうか?数年前、サイクリング中に車道へ向かっている幼虫を保護しましたが、緑でした。蛹化前だからか、身体が透きとおっているように綺麗な幼虫でした。狭いサングラスケースに押し込み、十数分ガタガタ走り、川端のほかほかした地面に出してやった時、嬉しそうに尻尾を振っていた姿が可愛いかったです。

完成しました。黄色型も見てみたいなぁ。